2015/05/23 これまでに複数の不具合修正や機能追加が実施されました(概略はプログラムを起動して「改版履歴」情報を参照のこと)
2013/03/22 v1.16.7522.25(不具合修正1件)
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このページでは,「作業計画・管理支援システム」の「初期設定プログラム」について紹介しています。
「初期設定プログラム」には,【オリジナル版】と【.NET版】の2種類がありますが,以下では特に断り(明記)のない限り【.NET版】の内容を紹介しています。
2015/05/23 これまでに複数の不具合修正や機能追加が実施されました(概略はプログラムを起動して「改版履歴」情報を参照のこと)
2013/03/22 v1.16.7522.25(不具合修正1件)
作業計画・管理支援システムの初期設定プログラム(以下,本プログラム)は,作業計画・管理支援システムで使用すデータ管理の単位となる管理ファイルの登録と,管理ファイル毎に作成される基本情報(データベース用語で一般に「マスタデータ」と呼ばれます)の入力・編集を行います。
本プログラムで入力・編集する主なデータは以下の通りです。
なお,データベース上のデータ登録件数には制約はありません(データベースファイルの上限まで入力可能です)。
これらの基本情報データは,通常1作(または1年など)毎の作業を管理するための一つの単位となる管理ファイル(ひとつの栽培に対応したデータセット)ごとに作成します。もちろん,同じ内容の基本情報を各管理ファイル毎に指定しても構いません(管理ファイルの複写機能で簡単にコピー作成できます)。
さらに,初期設定プログラムでは,管理ファイル毎に使用する圃場図(シェープファイル)・背景図(シェイプ・CADデータおよびラスタ画像ファイル)を指定します。これらの圃場地図(圃場図と背景図)は,通常本システムに付属の「圃場地図作成ソフト:ShapeMaker」を使用して作成しますが,圃場を対象とした既存のシェイプファイルがあれば,それを流用することも可能です。ただし,この場合はシェイプ属性について,作業計画・管理支援システムで使用する 属性項目(フィールド)を追加する必要があります(ヒント集参照)。
ここでは,いくつかの初期設定項目について,画面例とともに簡単に紹介します。
なお,画面例に表示されている入力データ例は,あくまでもサンプルであり,正当なデータとは限りません。また,このサンプルデータは,セットアップパッケージに含まれており,本システムをセットアップするとテストデータ(システムの動作を確かめたり,操作に習熟するため)として使用できるようになっています。
なお,以下の画面例は,開発中のものですので,実際のものとは異なっている場合があります。
以下は,.NET版の初期設定プログラム("Config.exe")ビルド 10122 の画面例です。
![]() ![]() 「初期設定」を起動するとこのような画面が表示されます。 この画面を起点にして,管理ファイルの作成登録,基本情報項目の入力をすることになります。 農家・顧客,品質項目,出荷形態などが変更・追加されています(ビルド1806〜) 水域・資材が追加されています(ビルド1917〜) マスター編集ボタンレイアウトがタブシートで整理されました(ビルド2230〜) 生育管理項目が追加されました(ビルド2730) 施肥・防除設計機能が追加されました(ビルド2840) 土壌管理項目・種苗情報が追加されました システム情報・ユーザ情報が追加されました(ビルド5520〜) 作型・作業体系,口座一覧情報が追加されました |
初期設定画面 |
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![]() この画面で,管理ファイルの新規作成,複写,初期化,削除などを行います。 また,管理ファイルに圃場地図(圃場図,背景図)を対応付けます。 その他,作業軌跡・FaWL連携フォルダの指定を行います。 |
管理ファイル編集画面 |
![]() 1つの圃場図シェイプ(必須)と背景図(ベクトル,ラスタともに任意数)を指定します(ビルド4428〜)。 |
圃場地図設定画面 |
![]() 農家情報を入力します。最低限,農家ID(コード)と農家名は入力します。 その他の項目は必要に応じて入力します。 「販売顧客」カラムが追加されています(ビルド1814以降) 「仕入れ先」カラムが追加されています(ビルド2840以降) 取引コード,課税指定項目が追加されています(ビルド4030以降) |
農家情報登録画面例 |
![]() 作物毎に品種を指定します。最初に作物を入力し,続いてその品種を入力します。 特別栽培米や転作のために,水稲チェックボックスや減収係数も必要に応じて指定します。 資材マスタ(種子)とのリンク用カラムが追加されています(ビルド2840以降) |
作物・品種情報登録画面例 |
![]() 作業は作物毎に登録します。同じ水稲でも移植と直播体系を区別したい場合は,作物名 を「移植水稲」,「直播水稲」などとそれぞれ登録しておき,それに作業を対応付けます。 また,作物名に圃場作物ではなく,圃場・施設等を割り当てて,冬場の圃場整備作業や 施設内作業,畦畔・管理道などの管理作業を登録するという使い方もできます。 |
作業情報登録画面例 |
![]() (a) 肥料登録画面 ![]() (b) 施肥設計登録画面 施肥設計登録画面が追加されました(ビルド2840以降) |
肥料・施肥設計情報登録画面例 |
![]() (a) 農薬登録画面 ![]() (b) 防除設計登録画面 防除設計登録画面が追加されました(ビルド2840以降) |
農薬・防除設計登録画面例 |
![]() 地区情報は,圃場の所属する場所の地区名・通称名(大字・小字など)を登録します。 広域な営農管理を行う場合は,通常の地区に加えて地区詳細も使用することで,たと えば大字別−小字別のような2段階の地区別管理もできるようになります。 |
地区情報登録画面例 |
![]() 生育管理項目情報は,作物の栽培日誌などに必要とされる記録項目を登録します。 作物ごとに登録するので,予め作物マスタを作成しておく必要があります。 ここで登録した項目は,生育台帳入力時に選択できるようになります。 |
生育管理項目情報登録画面例(ビルド2730〜) |
![]() マップ表示色は最大10通り(10設定)まで指定できます。1設定当たり最大20色まで指定できます。 現在のシステムでは9設定までが既定で使用されています。 |
データマップ表示色設定画面例 |
以上,いくつかの画面例とともに,入力可能な(入力しなければならない)データ項目を紹介しましたが,この他にも初期設定の必要なデータ項目がまだあります。詳細は,それぞれの版のユーザガイド(PDF)を参照してください。
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2021.05