JSONベースのラスタデータ仕様

このページでは、JSONベースのラスタデータの仕様について説明します。

プロパティ

type
常に文字列リテラル"raster"が格納されます。
transform
ジオリファレンスのためのパラメータが格納されます。必ず要素数6の配列でなければなりません。個々の要素は数値でなければなりません。
data_types
データ型を示す文字列リテラルの配列が格納されます。このデータのバンド数は、この配列の要素数によって決定されます。
crs (任意)
座標参照系識別子を示す文字列リテラルが格納されます。
nodata_values (任意)
NODATA値を示す数値の配列が格納されます。この値が存在する場合には、要素数はバンド数と同じでなければなりません。
values
ラスタデータの値が格納されます。三次元配列で、添字は、バンド、行、列の順です。

格子数の決定方法

  • バンド数はdata_typesの要素数で決定されます。
  • 行数はvalues[0](二次元配列)の要素数で決定されます。
  • 列数はvalues[0][0](一次元配列)の要素数で決定されます。

transformの値

ラスタの座標系

おおむね次のように、左上から右下に進む座標系をとっています。

cx, cyをそれぞれラスタの列、行とし、ux, uyを格子の左上隅に対応する座標参照系上の座標値とします。この時のアフィン変換の式を次のとおりとします。

ux = a11 * cx + a12 * cy + b1
uy = a21 * cx + a22 * cy + b2

ux, uyの位置を図示すると次のようになります。

ここで、Y軸が下から上に進むことに注意して下さい。ラスタの座標系とは逆です。たいてい、a22は負の数とします。

transformプロパティ(一次元配列)の並び順は、上の式に沿うと次のようになります (ST_Afiine()と同じです)。

[a11, a12, a21, a22, b1, b2]

また、左上隅格子の左上隅点を基準にしていることに注意して下さい。

他のファイル、ライブラリ等との比較

ワールドファイル

  • アフィン変換パラメータはa11, a21, a12, a22, b1, b2の順です。
  • ux, uyは格子の中心点の座標値としています。

GDAL (GDALDataset::GetGeoTransform()など)

  • アフィン変換パラメータはb1, a11, a12, b2, a21, a22の順です。

その他

typeプロパティの出現位置
書式判定のために、先頭から小さいサイズのデータを取得し、そのデータだけで判定を行うことがあります。50文字以内に"type": "raster"が出現するべきです。
valuesプロパティは最後に
valuesプロパティは大きなサイズを持ちます。最後に出現するべきです。

サンプル

1バンド

{
  "type": "raster",
  "transform": [1,0,0,-1,135,35],
  "crs": "EPSG:4612",
  "nodata_values": [11],
  "data_types": ["float32"],
  "values": [
    [
      [11, 12, 13],
      [14, 15, 16]
    ]
  ]
}

3バンド

{
  "type": "raster",
  "transform": [1.11111111000000e-4,0.00000000000000e+0,0.00000000000000e+0,-1.11111111000000e-4,1.34995333333335e+2,3.50016666666580e+1],
  "crs": "EPSG:3857",
  "nodata_values": [11,12,11],
  "data_types": ["int32", "int32", "int32"],
  "values": [
    [
      [11, 12, 13],
      [14, 15, 16]
    ],
      [
      [11, 12, 13],
      [14, 15, 16]
    ],
      [
      [11, 12, 13],
      [14, 15, 16]
    ]
  ]
}
  • 当サービスの作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の基盤地図情報を使用しました。(承認番号 平27情使、第340号)
  • 当サービスの一部はSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)次世代農林水産業創造技術(アグリイノベーション創出)の成果です。

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