このページでは,PMSのセットアップについて紹介しています・・・
ここでは,作業計画・管理支援システムを導入(セットアップ)する前に準備しておかなければならないことを含め,システムのセットアップについて紹介しています。このうち,PMSの動作要件についてはトップページやダウンロードページでも紹介していますが,特にデータベースエンジンである SQL
Server のセットアップ要件は,作業計画・管理支援システムセットアップの正否に強く影響するので,事前の準備を周到に行っておく必要があります。
最新情報
2022/01/05 動作環境情報を更新しました。
2020/03/10 セットアップフロー図を改訂しました(パッケージv2.8以降に合わせて)。他,関係する記載も更新。
2020/02/27 セットアップパッケージテスト中です。SQL同梱パッケージは廃止されました(事前のSQLサーバ導入が必要です)。
2020/01/22 .NET framework 4 環境に移行した新しいセットアップを準備中です。用意でき次第,公開予定です。
2018/01/29 セットアップパッケージが更新されました!(ビルド13320)。変更点・最新情報などについてはリリースノートを参照してください。
2017/05/30 セットアップパッケージが更新されました!(ビルド12528)
セットアップパッケージ(バージョン 2.8
以降)の種類 と 選択フロー
ダウンロード可能なPMSセットアップパッケージは 3 種類 あります。
導入場面・条件に応じて,どのセットアップパッケージを利用したらよいかは,以下のパッケージ選択フロー図
を参考にしてください。
[[[ PMSセットアップパッケージ選択フロー ]]] |
 |
- 32ビット動作SQLサーバ(SQLx86)対応パッケージ:PMSSetup_x86.exe
-
32ビット動作のSQLサーバが導入・稼働中の32ビットOSまたは64ビットOSのどちらにもセットアップできます。
SQLサーバのセットアップは行いません。必要に応じて事前に32ビット動作のSQLサーバ(「SQLEXPRESS」インスタンス)をセットアップしておきます。
初めてPMSをセットアップする際(PMSデータベース未導入の場合)にはセットアップタイプで「完全」を選択します(SQLサーバは稼働中でなければなりません)。
すでに,PMSを使用していてPMSデータベースを引き継ぐ場合はセットアップタイプで「標準」を選択します。
- 64ビット動作SQLサーバ(SQLx64)対応パッケージ:PMSSetup_x64.exe
- 64ビット動作のSQLサーバが導入・稼働中の64ビットOSに対してセットアップできます。
SQLサーバのセットアップは行いません。必要に応じて事前に64ビット動作のSQLサーバ(「SQLEXPRESS」インスタンス)をセットアップしておきます。
初めてPMSをセットアップする際(PMSデータベース未導入の場合)にはセットアップタイプで「完全」を選択します(SQLサーバは稼働中でなければなりません)。
すでに,PMSを使用していてPMSデータベースを引き継ぐ場合はセットアップタイプで「標準」を選択します。
- コア導入・既存更新パッケージ:PMSSetup.exe
-
PMSのプログラム・動作設定データ類のみを新規導入または更新するパッケージです。SQLサーバおよびPMSデータベースの導入・設定は一切行いません。
すでにPMSを導入していてプログラム・データ類を更新する場合,リモートマシン上のPMSデータベースを使用する場合などにセットアップできます。
データベース導入の有無(セットアップタイプ選択:完全/標準/無し),ターゲットSQLサーバの動作ビット数(32/64)によって3つのパッケージを比較すると以下のようになります。
パッケージ |
動作選択 *
(セットアップタイプ) |
コンポーネント導入
(MapObjects LT2)
(Crystal Report) |
SQLサーバ
チェック・導入 |
データベース導入
(圃場DB)
(農薬DB)
(gpxxDB)
(envDB) |
適用OS
(32/64) |
SQLサーバ
動作ビット
(32/64) |
SQLx86対応
パッケージ |
完全 |
○ |
× |
○ |
32 or 64 |
32 |
標準 |
× |
SQLx64対応
パッケージ |
完全 |
○ |
× |
○ |
64 |
64 |
標準 |
× |
コア・更新 パッケージ |
― |
○ |
× |
× |
32 or 64 |
32 or 64 |
※
動作選択はインストール時の「セットアップタイプ」選択画面で指定(セットアップ実行時に選択) |
作業計画・管理支援システム【.NET版】の動作環境は以下の通りとなっています(2022年1月〜)。
- Windows PC (8.1, 10, 11) : x86またはx64(WOW64)で動作。IAでは動作しません)
※ Windows Server系OS (2012/R2, 2016, 2019, 2022)での動作は未確認ですが,正常に使用されている利用者の方からの報告事例はあります。
※ 各OSは最新の状態にします。サービスパック,アップデートなどはすべて最新のものを適用済みでないと
PMS をセットアップできない場合があります!
(OS・コンポーネントによって制限がありますので,できるだけ新しいOS,サービスパックを適用するよう心がけてください!)
- .NET Framework 4.5以降
Windows
8.1 には .net framework 4.5 が,Windows 10 には .net framework 4.6以降が標準搭載されています。Windows 10 の機能更新 1909
以降には
.net framework 4.8 が標準搭載されています。
- Crystal Reports runtime engine for .NET
Framework 4 (バージョン 13.0.26,SP26相当
がセットアップに含まれています。最新はSP31
(2021年9月時点,下記参照))
- SQLサーバ(推奨はSQL Server 2012 Express
Edition 以降。有償のSQLサーバ上位エディションでも動作すると思いますが未確認)
必要なコンポーネントのうち,Crystal Reportsランタイム
についてはPMSパッケージに含まれており,お使いの環境に応じて必要があればインストールされます。
SQLサーバ(インスタンス名:SQLEXPRESS)についてはお使いの環境(32ビットOS/64ビットOS)に合わせて事前に導入して稼働状態にしておきます。
使用するPCのCPUや搭載メモリ,HD容量などは,上記環境が快適に動作するものであれば十分と思われます。目安としては,CPU
1.5GHz以上,メモリ2GB以上,HD40GB以上(空きエリアが5GB程度),ディスプレイ解像度SXGA(1280×1024)以上またはWSXGA(1280×854以上)を推奨します。
事前にセットアップしておくのが望ましいコンポーネント【推奨】
作業計画・管理支援システムは,既定の帳票(レポート)出力に Crystal Reports コンポーネント
を使用します。
PMSセットアップによって導入されますが,事前に導入していればセットアップ時間を短縮できます。また,事前導入ではPMSセットアップに含まれているものより新しい最新版を導入できます。
--->
Crystal Reports for Visual Studio ダウンロードページ
(別窓・別タブで開きます)
このページから32ビット用ランタイム"Crystal Reports runtime engine for .NET Framework
4 (32bit)"をダウンロードします(現在,Service Pack 31
が最新です)。
事前にセットアップしておかなければならないコンポーネント【重要・必須】
作業計画・管理支援システムは,データの管理にマイクロソフト社のSQLサーバ(データベースエンジン)を使用します。
SQLサーバには無償の製品(マイクソフト社のサイトからダウンロード可能)と有償の製品があります。作業計画・管理支援システムはどちらでも動作しますが,動作確認には無償のSQL
Server 2019 Express Editionを使用しています。他に SQL Server 2012,2014,2016,2017 の
Express Edition も使用可能です(SQL Server 2016以降は64ビットOS専用となっていますのでご注意下さい)。
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SQL Server 2012
SP4 Express ダウンロードページ
(別窓・別タブで開きます)
--->
SQL Server 2014
SP3 Express ダウンロードページ
(別窓・別タブで開きます)
--->
SQL Server 2016
SP2 Express ダウンロードページ
(別窓・別タブで開きます)
--->
SQL Server 2017 Express ダウンロードページ
(別窓・別タブで開きます)
--->
SQL Server 2019 Express ダウンロードページ
(別窓・別タブで開きます)
作業計画・管理支援システムを導入予定のPCにSQL Serverをセットアップしていない場合は,上記リンクからダウンロードしてセットアップします。
※ SQLサーバ上のデータベースを管理するためのツール(SSMS: SQL Server Management Studio)も併せて使用されることを強くお勧めします。
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SQL Server Management Studuio (SSMS) ダウンロードページ
(別窓・別タブで開きます)
SQLサーバセットアップ時の注意事項【重要】
作業計画・管理支援システムのセットアッププログラムは,SQLサーバが以下の動作モードであることを前提に作成されています。
- 名前付きインスタンス("sqlexpress") ・・・ SQL Server 20XX Express
Edition のデフォルトセットアップインスタンスです(インスタンス名の大文字・小文字はどちらでもかまいません)
- Windows認証(SQLサーバ認証は有効・無効いずれでも構いません)
- セットアップユーザ(管理者権限)をSQLサーバ管理者として登録(既定ではセットアップユーザが登録されます)
この3点の設定(インストール時に指定または選択する)は忘れないように確認願います。
セットアップタイプ「完全」でセットアップする場合の注意事項
すでに圃場DBを使用中(データも入力済み)の状態で,PMSパッケージをセットアップ(アップグレード,再インストールなど)する場合は,「セットアップタイプ」の選択画面で「標準」を選択してください(「標準」が既定の選択です)。この場合,圃場DBはそのまま継続して利用できます。
すでに圃場DBを使用中の状態でセットアップタイプ「完全」のインストールを行っても使用中のデータベースがあれば上書き・初期化されることはありません。
圃場DBのバックアップ,リストアについては,通常,sqlcmd.exe または SQL Server Management Studio
(SSMS) を用いて行います。詳細は,圃場DB紹介ページ,または,お使いの SQL
サーバの Books Online ドキュメント,自習書などを参照してください。
すでにセットアップ済みのPMSシステムを修復または削除(アンインストール)する場合は,コントロールパネルの「プログラムと機能」または「プログラムのアンインストール」を実行してください。
なお,PMSシステムを削除(アンインストール)した場合でも,圃場DBはSQLサーバ上から削除されません。圃場DBをはじめとするPMSデータベースを削除する必要がある場合は,ManagementStudio等を使用して手動で削除してください。
作業計画・管理支援システムのセットアップ手順